「大人になってから友達ができない」
「この人ともっと仲良くなりたい」
「初対面だとなかなか会話が弾まない」
あなたは人間関係に悩んでいませんか?
人の悩みの大半は人間関係というぐらい、人間関係に頭を悩ませている人は多いと思います。
同じ会社にいるという偶然で付き合うことになった人との付き合い方は本当に悩ましいものです。
あっという間に友達を作れる人もいる、一方で人と仲良くなるのは苦手だという人もいます。
さらに社会人になると、なかなか人とは仲良くなることが難しくなりますしね。
この記事では初対面でも仲良くなれる方法について書いていきます。
ぜひ読んでみてください。
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自己開示して相手の心を開く
初対面で仲良くなるためには、まず自己開示することを意識してみましょう。
自己開示とは「自分はこういう人間です」と言うエピソードを語り、相手からも打ち解け合うことを心理学ではそう呼びます。
いまいち仲良くなれなかったと感じる人はあまり自己開示できていないように思います。
仲良くなろうと焦ってしまい、よく自分のことを語らず相手に質問してしまっているのです。
たとえば、あなたがアルバイトを始めたとしましょう。
そこで初めて一緒に働く人と休憩時間をとることになりました。
そのとき、ありがちなのは
「〇〇さんは、このバイトどれくらいやっているのですか?」
「〇〇さんは、年齢はいくつなんですか?」
など、相手に質問していくことで、コミュニケーションを図ることだと思います。
しかし、仲良くなるには少し難しいかもしれません。
なぜなら相手はあなたのことがわかりませんから。
小学生のときの自己紹介は理にかなっていた
小学生の頃のことを思い出してください。
新しいクラスに変わったとき、初めの授業で自己紹介しませんでしたか?
名前、どこに住んでいるか、兄弟はいるか、どんなテレビが好きか、など、自分はこういう人間であるということをお互いに伝えあったはずです。
これは信頼感を築くにはすごく理にかなっていたのです。
なぜなら信頼感を高めるにはお互いの情報を握り合うことが重要ですから。
なので先ほどの例で言えば、
バイトを少しやってみて感じたこと
どこでバイトを見つけたか
バイトから家の距離
などを、言ってみるといいかもしれません。
自己開示する時に注意すること
しかし自己開示する時に注意する点もあり、それは以下の3つです。
- 先に自分のエピソードを話す
- 会話全体ではあなたが話す割合は3割に抑える
- あなたが話したいことではなく相手に合わせたことを自己開示する
一つ目は先にエピソードを話すことです。
そうすることによって、相手の警戒心を解くことに役立ちます。
初対面ではどうしても警戒してしまいますから、自分がそういう人間なのかをわかってもらえれば、話しやすくなります。
さらに先に話すことで返報性の法則が働き、相手も自分の話をしてくれる可能性が高くなります。
2つ目は、会話全体で話す割合を3割に抑えることです。
基本的に人間は自分の話をすることに快感を覚える生き物です。
なので相手にたくさん話してもらえばもらうほど、あなたは相手にとって心を許せる存在になるのです。
3つ目は、あなたが話したいことを自己開示するのではなく、親しくなりたい相手の内面に合わせて自己開示しましょう。
相手の物事の価値観を知りたいのなら、自分の価値観を話しましょう。
たとえば何をしてきたかよりもこれから何をしたいのか、価値観が変わったときの出来事などです。
趣味が知りたいなら、自分の趣味や興味から会話してみるなどがいいです。
類似性を探してみる
また自己開示をするとき、相手と自分の共通点を探してみることをおすすめします。
似た者同士は惹かれ合うという通り、会社の同僚や同じ趣味を通じて知り合った人とは仲良くなる傾向があります。
これを心理学では類似性の法則と言います。
類似性の法則では共通点が多い人ほど親近感が湧くので、似ている部分を探すことが大切です。
お互いしかわからない情報まで共有できればなおいいでしょう。
よく「飲み会では政治と野球の話はするな」と言われているように一般的に思想や信念などの深い話は避けられる傾向があります。
しかし、一般的に避けられがちな話題だからこそ、そこに共通点を見つかると相手との距離感は縮まります。
一方で、仕事や出身地などは共通点がたくさん見つかりますが距離感はあまり縮まりません。
より深い話をするための橋渡しとして持ち出すのは効果的ですが、それだけで深い信頼関係が結べるようにならないです。
なので仕事や出身地などの類似性を探し、より深い話に繋げられればより仲良くなれるかもしれません。
まとめ
以上、初対面でも仲良くなれる方法でした。
初対面の人と仲良くなれないと感じている人は、自分のことが相手に伝わってないだけかもしれません。
なので相手に自分がどういう人間なのかをわかりやすく伝えることが大切です。
ぜひ意識してみてください。