考え方

「人生は運ゲーじゃん」と疲れてしまった人が大きく勘違いしている3つのこと

「人生って運ゲーだよね?生まれた瞬間にルックスや親の財力が決められて、ルックスが良い方が得ができるし、親が金持ちかどうかで受けられる恩恵も違ってくるし…」

 

あなたもこう思ったことはありませんか?

  • この世の中、親のスペックや生まれた環境で人生が決まる
  • 宝くじやギャンブルで遊んで暮らしている人がいるのはおかしい
  • この人が成功したのは、たまたま運が良かっただけ

上記のようなことを私は何度も思いました。

 

生まれた環境で学歴や就職がある程度決まってしまう。

いい会社に就職できるか、いい上司に会えるかってまさに運が左右するじゃんって。

 

人生は運ゲー。

 

結論から言えば人生は「運」で決まってしまうことがほとんどです。(身も蓋もありませんが)

しかしここで勘違いして欲しくないのは、起こった出来事が「幸運か不運か」はまだ決まってないということです。

 

ですが多くの人は嫌なことが起きたとき「不運」で片付けてしまいます。

そして「運」を理由にした途端、人は考えることや行動することをやめます。

「運」を成功と失敗の理由にするのはもったいないです。

 

この記事では人生は運で決まると落ち込んでいる人に向けて書いていきます。

よかったら読んでみてください。

「幸運か不運か」は生まれた環境では決まらない

「人生は運ゲー」という人はだいたい親のスペックで人生が決まると思っている人が多いのではないでしょうか。

どうしたって人間は、いつどこでどんな親から生まれてくるのか、自分で選択できませんから。

 

お金持ちの家に生まれたのなら幸運、貧乏な家に生まれたなら不運。

恵まれた環境か不遇の環境か。

どちらで過ごすかでその人の人生の大半が決まってしまう。

 

確かに生まれた環境で学歴が決まってしまう傾向があります。

お金があれば塾や予備校に通えますし、都会なら学校の選択肢も豊富です。

しかし、生まれた環境が幸運か不幸かはわかりません。

 

極貧の家庭に生まれても大企業の社長や一流アーティストなど大きな成功をした人もいます。

一方で裕福な家庭に生まれても将来貧乏になる人や犯罪者になってしまう人もいます。

 

例えば、映画『ホーム・アローン』シリーズで主演を務めたマコーレ・カルキンは、舞台俳優の親の勧めでバレエを始め、わずか9歳で『ホーム・アローン』の主役に抜擢されます。

そこで、カルキンは莫大な資産と名誉を手に入れますので、まさに生まれた環境が影響しているとも言えます。

しかし、その後カルキンは麻薬中毒になり、逮捕され転落人生を歩みます。

 

すごく極端な例かもしれませんが、ここで大事なのは、生まれた環境が一概に幸運か不幸かは最後までわからないということです。

 

生まれた環境は10%しか幸福度に影響しない

人の幸福度研究をしているカリフォルニア大学の心理学者ソニア・リュボミアスキーは、幸福度を決定する要素の割合を以下のように指摘しています。

  1. 遺伝子50%
  2. 環境10%
  3. 意図的行動40%

幸福の尺度として用いられがちな「裕福か貧乏か」といった生活環境はたった10%しか左右しないのです。

 

なぜなら、人間はどんなに幸せな環境にも慣れてしまうからです。

愛する人と結婚したり、希望していた企業に就職できたりしても、時間が経つと慣れてしまい嫌なところが目につくようになってきます。

 

基本的に人間は、ないものねだりな生き物なのです。

裕福な家庭に生まれても、より裕福な家庭を羨ましがったり、逆に貧乏な家庭に憧れたり。

 

「もし、あれがあったら幸せなのに」「あの人みたいに慣れたら幸せだろうな」というような、環境が変わりさえすればうまくいくという考え方は誰しもしがちですが、現実逃避しかなりません。

 

宝くじに当たっても幸せにはなれない

「人生は運ゲー」の最も幸運の代表例は宝くじだと思います。

サラリーマンの生涯年収が2、3億と言われている世の中、「年末ジャンボ、7億円!」というCMはすごく魅力的に移ります。

 

私も宝くじを何度も買ったことがありますが、高額賞金は当たったことはありません。

毎年、当たった人は羨ましいと思ったり、世の中ラクに大金をゲットしている人もいるのかと凹んだりすることが多々ありました。

 

しかし、先ほども言った通り、人間は幸運なことに慣れます。

さらに高額当選という瞬間的な幸運は、長期的に見ると不幸な結果を招くことが過去の研究で明らかになっています。

 

アメリカでは宝くじに当たった人は自らメディアに明かすことが多いので、その後の人生を追った研究がいくつも存在します。

その研究によると、当選者は高額賞金を手に入れた瞬間は幸福度が急上昇しますが、当選から2〜3年で下がり、以前よりも不幸になってしまうのです。

 

宝くじの当選者が不幸になる理由

なぜこのようなことが起こってしまうのでしょうか?

宝くじの当選した人の多くは経営者やお金持ちではなく、一般人です。

 

一般人は今まで大きなお金を扱うことに慣れていません。

そして大金に対して財布の紐が緩みます。

 

相応の努力をして手に入れたお金は、簡単に使うことを躊躇しますが、当選者は大金に圧倒され、快楽を優先してしまう傾向があります。

大金を目の前にして細々と暮らしていける人はほとんどいません。

必要以上の豪邸や高級車を購入したり浪費を繰り返すようになります。

 

一度でも高い水準の生活をすると、今までの生活では満足できません。

さらに消費感覚はお金が最もあったときに決まります。

 

例えばサラリーマンだった場合、2〜3億円が生涯年収で、ジャンボ宝くじは7億円。

ジャンボ宝くじが当たったときが経済的なピークになります。

 

7億円のまま生活していたら金銭感覚も狂ってしまい、満足することも少なくなるので余計に浪費に走ってしまうでしょう。

宝くじの当選者が数年後借金を抱えるケースが目立つのは、消費感覚を下げるのが難しいからです。

 

宝くじはあくまでも偶然の産物でしかありません。

自分で稼いだ人はその後稼ぐことはできますが、宝くじを当てた人がもう一度大金を手に入れる可能性は限りなく低いでしょう。

 

宝くじを当てても幸せにはなれないとわかっていただけたでしょうか。

いや、それは極端だろうと思った人もいますが、アメリカの統計では高額当選者の70%以上は破産するという。

さらに別の統計では5年以内に賞金は全て使ってしまうという結果が出ていますので、宝くじで幸せになるのは難しいような気がします。

 

成功したのは「運」が良かっただけ?

成功者を見て「この人はたまたま運が良かっただけなのでは…」と思ってしまうことがありませんか?

世の中に出回っている成功本もほとんどがこの印象を受けますね。

 

どんな成功者も人間なのですべてが完璧にわかっているのではないでしょう。

未来はある程度予測することはできますが、細かく予想することはできませんしね。

例えば、この分野は伸びているから起業しよう投資しようと思っても、どの会社が伸びるまでは「運」なわけなのです。

 

それにソフトバンクの孫正義さんは事業で成功された理由に「運が良かったから」と自分で言ってます。

孫正義さん以外にも成功者はよく「自分は運が良かっただけ」と言いますよね。

 

この言葉をそのまま信じるなら、運良し悪しが成功の大部分を占めていることになりますね。

しかし、本当に運が良かっただけなのでしょうか?

 

「運が良かった」「波に乗っている」は気のせい

私たちは出来事が快調に進んだとき、「運が良かった」「ツキが来ている」と表現します。

  • 職場までの道のりがスムーズに来れた
  • 自分が持ち込んだ企画が通った
  • 意中の相手から食事の誘いが来た

など、予想以上の結果や狙い通りの成果が出ているとき、「運が良い」と思ったことは誰しもあると思います。

 

一方で

  • 朝起きれずに遅刻した
  • 買ったばかりの車をぶつけてしまった
  • ギャンブルで大損こいてしまった

など、物事がうまくいかなかったり予想していた結果とは逆のことが起きてしまったとき、「運が悪い」と思いますよね。

 

幸運と不運には周期があり、運には流れがあるという考え方は一般的にあると言われています。

しかしながら、幸運と不運の周期や運気の流れはほとんどは気のせいです。

 

2014年にロンドン大学が連勝しているギャンブラーに対して行なった研究、「なぜ連勝が続いているギャンブラーは勝ち続けるのか」について以下の理由を挙げています。

多くのギャンブラーは勝ちが続くと不安になり、安全な賭け方(ローリスクローリターン)をし始める
逆に負けたギャンブラーは負けた分を取り返そうとリスクが高い賭け(ハイリスクハイリターン)をしてしまう

これを見ている周囲の人は勝っている人はずっと勝ち続けているように見えるし、負けている人はずっと負けているように見えます。

 

ギャンブルの運営側は一定の勝ち負けになるよう調整しているので、そこには幸運と不運の周期や運気の流れではなく、どのように行動したのかによって決まります。

勝って続けているギャンブラーがいるのは、運が良い悪いとかではなく、効率的な賭け方や勝負所で冷静になることを理解しているからです。

 

上記で挙げた「運が良い」事例も運が良かったわけではなく

  • 職場までの道のりがスムーズに来れた→いつもと違う時間だったり時間的気持ち的に余裕があった
  • 自分が持ち込んだ企画が通った→事前の努力の賜物
  • 意中の相手から食事の誘いが来た→意中の相手にアプローチをかけていた

ということが考えられるのです。

 

「運が悪い」事例も運が悪かったわけではなく

  • 朝起きれずに遅刻した→前日に夜更かしをしたり暴飲暴食をした
  • 買ったばかりの車をぶつけてしまった→気分が舞い上がっていたので注意が不足していた
  • ギャンブルで大損こいてしまった→ギャンブルは運営側が勝つ仕組みになっている

ということが考えられるのです。

 

つまり、運の良いと感じる人は他の人より行動量があったり、気づきや思考力があったりする人なのです。

人より挑戦した数が多かったからこそ成功する可能性が高くなるのです。

 

まとめ

以上、「人生は運ゲー」について語りました。

 

人は何かに挑戦して失敗したとき、幸運と不運の周期や運気の流れのせいにしてしまうことがあります。

しかし、その失敗が幸運か不運かはある程度時間が経たないとわかりませんし、逆に幸運なことだと思っても不運なことだったこともあり得ます。

 

確かに、人によって上手くいったりいかなかったりするのはあるかもしれないが、上手くいった人はそれなりの行動を起こしていたり考えていたりします。

運が良い悪いは関係なく、人より行動していた数が多いので、上手くいったものがあるだけです。

 

下手な鉄砲も数打てば当たる理論ですね。

 

その一つの成功を見て「あの人は運が良い」と思うと、行動するのが億劫になったり頭で考えなくなったりします。

人間の脳は楽をするようになっていて、人生は運ゲーという錯覚にとらわれてしまうと、「運ならしょうがない」と思って行動しなくなります。

運を理由にすると、自分の行動や考えを修正する作業をしなくてもよくなりますので、いつまでも成長する機会が失われ続けます。

 

そうなると本当にもったいないことです。

だって、成長機会を自分から潰していっているわけですからね。

運の有無をあれこれ考えるより、たくさん動いた方がきっといい思いができますよ。

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