「人と違うことをしていると不安になる」
「批判されるのが怖いから周りに合わせている」
「なぜ人と同じことしてると安心するだろうか」
人と違うことがしたいと思っているけど、人と同じ行動をしている人は結構多いのではないでしょうか。
人と違うことをやっていると不安になったり周りから不思議に思われますよね。
私も、周りに流されて人と同じ行動をしてきましたが、人と同じ行動しているうちは成功できないと思ってから人と違うこと、いや自分が本当にしたいことをやってきました。
当たり前なんですけど、人が遊んでいるうちに勉強したり人がやらないことをやるなど、周りと違う行動をし続けないと、周りと差をつけることはできません。
確かに周りの人間と同じ行動をしていると連帯感が生まれ、安心します。
だけど、周りと一緒では自分だけ成長するのはかなり難しいです。
この記事では、なぜ人と同じ行動をしてしまうのかについて解説していきます。
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なぜ人と同じ行動をしてしまうのか
人と同じような行動をしてしまうのは、「社会的証明の原理」が働くからです。
「社会証明の原理」とは、他人と同じように行動するのが正しいと思ってしまう傾向を言います。
たとえば、あなたが会社に向かっているとき、交差点で大勢の人が空を見上げていたらどうでしょうか。
あなたもきっと空を見上げるでしょう。
また、ラーメン屋に行列ができているときも、きっと美味しい店なんだろうと思いますよね。
つまり多くの人がやっていることは正しいと思い込んでしまうのです。
これは、みんなと同じ行動をしようと意識しなくても、無意識でしてしまいます。
ちなみに社会的証明の原理は、ファッションの流行や余暇の過ごし方、宗教、ダイエットなどあらゆるジャンルで見られます。
社会的証明の原理は人間の本能である
人間はどうして社会的証明の原理が働いてしまうのでしょうか。
なぜなら、こうした周りと同じ行動をするのは生き残るために有効だったからです。
太古の時代、あなたは仲間と狩りをするために行動してたとします。
周りは肉食動物がいて、みんな逃げて走り出しているのに、あなただけは立ち止まって、ライオンに似ている動物なんじゃない?と考えるでしょうか。
あなたも仲間を追って逃げるはずです。
正しいかどうかを判断していた先祖は消えていき、周りの判断に任せていた先祖は生き残ります。
つまり、人間の遺伝子には周りの判断を正しいと感じるように刻まれているのです。
現代を生きている私たちでも、他人と同じように行動してしまうのは、そのせいなのです。
人と違うことをするためにやること
上記で書いた通り、人と違うことをすると不安になるのは遺伝子に刻まれているからです。
しかし、周りと同じことをしていて成功した人はいません。
ここでは、他人と違うことをしたい人にぜひやってほしいことを2つ紹介します。
- 人と違うことは悪いことではないと認識する
- 人と違うことをやっている人の本を読む
人と違うことは悪いことではないと認識する
人と違うことをするためには、人と違うことは悪いことではないと認識することが大切です。
太古の時代では生き残れなかったかもしれませんが、現代では違います。
人と違うことをしても特に問題はないと思います。(確かに法律などの決められたルールは守らなければいけませんが)
たとえば、30代の会社員が小説家を目指したいと思ったとき世間では30代から目指すのは遅いと言われたとします。
小説家を目指している人は10代から20代くらいのときから書いている人が多いから、不安になりますよね。
しかし、周りと違うだけで小説家になれないと決まったわけではありません。
周りからの助言は多数派の成功例であって、あなたにも当てはまるとは限りませんから。
人と違うことをやっている人の本を読む
人と違うことをやることはどうしても孤独になります。
そんなときは本を読むことをおすすめします。
成功している人が書いた本は、孤独で心が折れそうなときに支えてくれます。
成功者も周りと違うことをしているから成功できたのですし、周りから批判はかなりされた人も多いと思います。
そういう本を読み続けることで、自分の世界が広がり価値観が変わります。
価値観が変わってくると、人と違うことをすることに抵抗が少なくなるはずです。
まとめ
以上、なぜ人と同じ行動をしてしまうのか、人と違うことをするためにやることについてでした。
本記事のまとめ
- 人と同じ行動をするのは社会的証明の原理から
人と違うことをするためにやること
- 人と違うことは悪いことではないと認識する
- 人と違うことをやっている人の本を読む
人と違うことをやる=人生を賭けるみたいに思っている人がいますが、もっと気楽に考えてもいいと思います。
人と違うと批判されるけど、ぶっちゃけ他人は自分にそこまで興味を持っていませんから。