「自分は周りと比べて劣っている」
「どうせ何をやっても失敗するに決まっている」
「自分はダメな人間だ…」
あなたは自分を肯定できますか?
自尊心が低い人は自分を犠牲に周りの人に尽くしすぎてしまいます。
上司にこの仕事お願いできる?と聞かれ、本当は余裕がないのに引き受けてしまった経験はありませんか。
もちろん周りの人を大切にすることは大事ですが、自分を犠牲にしてまでも大切にする必要はないのかもしれません。
自分との付き合いが一番長いのですから、自分を大切にしたほうが何かとコスパ高いですので。
さらに、他人の顔色を伺って生きることは他人に依存する形になりますので、相手に認められない時点で、自分自身を否定するしかなくなります。
そんなの嫌ですよね。
でも、自尊心が低い人は「どうやって自分を肯定するの?」と感じる人が多いと思います。
この記事では、自尊心が低いのはなぜか、自尊心が低い人の特徴、高め方について解説していきます。
ぜひ読んでみてください。
本記事の内容
自尊心が低いのはなぜか?
自尊心とはありのままの自分を認め受け入れる気持ちのことを指します。
自尊心が高い人は自分に対して肯定しているのですね。
一方で、自尊心が低い人は、自分自身を肯定するのではなく否定します。
では、なぜ自分を否定してしまうのでしょうか。
それはこれまでの自分にマイナスなイメージを持っているからです。
あることに失敗すると「自分はこんなこともできないのか」とやるせなさやいたたまれなさを感じます。
そうした経験が積み重なると、自分に対してマイナスなイメージを持ってしまいます。
過去の失敗そのものは変えることができないにも関わらず、「あのときこうすればよかった…」といつまでも悩んでしまい、自尊心を低下させます。
-
-
あの時の後悔が…嫌なことが頭から離れないワケ、忘れる方法
「仕事中、嫌なことがあった…」 「信じていた友達から裏切られた」 「あのときの後悔が今でも忘れられない」 この悩みに答えます。 嫌なことはずっと頭の中に残りますよね? 時間が経って忘れていたとしても、 ...
続きを見る
自尊心が低い人の特徴や心理
ここでは、自尊心が低い人の特徴や心理について紹介していきます。
周囲に認められていないと感じている
自尊心が低い人は周囲からの評価を気にしすぎている面があります。
相手が素っ気ない態度を取られただけで、「もしかして嫌われているんじゃ…」と思い込んでしまっています。
本当は忙しかっただけだったり、他のことに集中していただけかもしれません。
しかし、自尊心が低い人はすぐにマイナスに捉えてしまいます。
自分はどうせできないと思っている
自尊心が低い人は自分のことを過小評価しています。
たとえ周りから見ても頑張っていることがわかるのに、「もっと頑張らなければならない」と自らを追い込んでしまっているのです。
自分を追い込んでしまっていると気が滅入り、次第に「自分はどうせできない」と思い込んでしまいがちですね。
また自分が持っている能力を自覚していなくて、あえて不利な能力を使おうとしていることも見られます。
失敗を受け入れられず言い訳をしてしまう
自尊心が低い人は、失敗することを悪だと捉えており、ついつい言い訳しがちです。
しかし人間は誰しも失敗しますし、うまくいかないことが大半です。
ですが、自尊心が低い人はそういう捉え方をせず、失敗したことを受け止められません。
常にできる人と比較して、「できない自分はいけないんだ」と追い込んでしまっているのですね。
そうした状況で、他人から注意を受けてしまった場合、非難されていると勘違いし思わず言い訳をしてしまいます。
自分で決断せずに人に任せてしまう
自尊心が低い人は自分で決断しようとしません。
なぜなら自分に自信がなく間違ってしまったときのリスクを重く受け止めているから。
どんなに小さなことでも他人に頼ろうとします。
自尊心が高い人で何事も自分で決めたい人とは相性がいいかもしれませんが、周囲と協力したいタイプの人には、優柔不断な人と思われているかもしれません。
-
-
優柔不断な人と特徴や心理とは?改善策や付き合い方について
「レストランに行ったとき、どのメニューにするか迷ってしまう」 「なかなか決められないので時間がかかってしまう」 「優柔不断な人はなんでいちいち迷ってしまうのだろうか」 何事にもすぐに決め ...
続きを見る
自尊心を高める方法
では自尊心を高めるにはどうしたらいいのでしょうか。
ここでは自尊心を高める方法について紹介していきます。
ぜひ参考にしてみてください。
自分が頑張ってきたことを思い出す
自尊心を高めるにはまず自分が頑張ってきたことを思い出してみてください。
ここで重要なのは他人の評価ではなく、自分の評価です。
「あの人はああ言ったけれど、自分なりにとても頑張ったんだ」
「あの人は知らないからかもしれないけど、自分は精一杯やった」
など、他人が気づかなかった自分の頑張りを思い出します。
こうして自分で振り返ってみると、自分の努力を認めることができたと思えるようになりませんか。
この感覚が自尊心の高まりです。
自分で自分自身を認めると、他人の評価に依存することも減り周囲に流されることなく生活できるようになります。
自分が完璧ではないことを受け入れる
自分が完璧ではないことを受け入れましょう。
完璧な人間はこの世の中どこを探してもいません。
自分の理想と現実のギャップに苦しんでいる人がほとんどです。
なので、周りの人もあなたに完璧さを求めていないことを自覚しましょう。
そう思うことで、できないことがあっても「それが普通なんだ」と心に余裕ができます。
他人と比較せず、過去の自分と比較する
自尊心が低い人は他人と比較をしがちです。
自分にない能力を持っている人を羨ましがったり、他人が褒められているところを見ると自分が否定されているように感じたり。
しかし、それらはあくまでも表面を見ただけにすぎません。
そこに至るまでの過程や当事者が思っていることまでは見ることができないのです。
なので、そういった表面のことで他人と比較せず、全部わかる自分と比較してください。
過去の自分と比べることで、自分の小さな成長を気づくことができます。
さらに過去の自分にさえ勝つことができれば、今の自分を認められてどんどん自尊心が向上しますよ。
まとめ
以上、自尊心が低いのはなぜか、自尊心が低い人の特徴、高め方についてでした。
自尊心が低い人の特徴や心理
- 周囲に認められていないと感じている
- 自分はどうせできないと思っている
- 失敗を受け入れられず言い訳をしてしまう
- 自分で決断せずに人に任せてしまう
自尊心を高める方法
- 自分が頑張ってきたことを思い出す
- 自分が完璧ではないことを受け入れる
- 他人と比較せず、過去の自分と比較する
自尊心を高めると日常的に不安を感じにくくなりますし、何より毎日が楽しくなってきます。
すぐに高めることは難しいですがゆっくりと自分のペースで頑張っていきましょう。
そして自信がついたらぜひ新しいことに挑戦してみてください。
自分って案外色々できるじゃないかと思うようになります。